鮭の一生【1】 卵~稚魚に育つまで の続きです。
さいのうの栄養を吸収し、仔魚(しぎょ)から稚魚へと成長した鮭。体長は3~4cmになり、川底から浮上して餌を求めます。
毎年4月に行われる「三面川鮭稚魚放流式」に用意された鮭の稚魚。このときの体長は5~8cmくらい。
鮭の稚魚は餌を捕りながら川を下り、海へと至りますが、すぐに沖に出るわけではなく、しばらくの間は砂浜域で暮らします。水深40~50cmほどの波打ち際で7~8cmくらいになるまで過ごし、その後、遥か遠くのベーリング海を目指して旅立ちます。旅立ちの季節は5月、春から夏へと移り変わる頃です。