村上市をはじめ、本州の河川に戻ってくる鮭はシロザケという品種です。ではこのシロザケ、白身の魚? それとも赤身の魚?? どちらでしょうか。
実は、シロザケは白身の魚。身が赤いのは、海を回遊していた時にカロチノイド系アスタキサンチンという抗酸化作用のある色素を多く含むオキアミ*を餌にしていたからなのです。
※オキアミ目に属する甲殻類の総称
そのため、河口付近で捕れたものと川を上がってから捕れたものとでは身の色が異なり、川に戻って時間の経った鮭の身は白っぽくなります。
※オス鮭の場合、アスタキサンチンは主に体表へ移り、体に赤い模様をつくり出します。メス鮭では、主に卵巣へ移り、卵に反映されます
機会があれば、見比べてみてください。