天皇皇后両陛下からの賜物(木盃・和三盆糖菓子)、宮内庁長官からの書状を手にして微笑む村上鮭加工業組合の会長・永田政義さん(写真右)と副会長・伴田宏さん(左)
昨年11月、天皇陛下の皇位継承に伴う重要祭祀「大嘗祭」(だいじょうさい)が執り行われ、その際に供えられる47都道府県の特産品「庭積机代物」(にわづみのつくえしろもの)の一つに、新潟県は村上の塩引き鮭を推薦。村上鮭加工業組合が塩引き鮭3尾を共納しました。
2019年10月16日、永徳にて共納する塩引き鮭を共同製作している様子。塩引き鮭にするオスの生鮭は、この日の朝に三面川下流で捕れたもの。塩には笹川流れで作られている天然塩を使用し、すべてに村上にこだわった塩引き鮭を作りました(画像提供:村上商工会議所)
2020年9月2日、塩引き鮭を共納した村上鮭加工業組合へ天皇皇后両陛下より木盃や和三盆糖菓子が贈られ、同組合の会長・永田政義さんと副会長・伴田宏さんが会見を開き、これらを披露しました。
菊の御紋が入った漆塗りの木盃
和三盆糖菓子は10箱届き、塩引き鮭を共同製作した8事業所にそれぞれ届けられたました
会見で、会長の永田さんは「皇后雅子様ゆかりの村上から塩引き鮭を共納できたことを光栄に思います」と話し、またこのたびの賜物に「両陛下のお心遣いに感謝を申し上げます」と喜びました。
木盃は、おしゃぎり会館(村上市郷土資料館)に納められ、現在同館で開催中の続・皇后陛下雅子様 お写真展(会期:9/27まで)にて展示公開しています。