昨年11月末、イヨボヤ会館から市内各所へ贈られた鮭の発眼卵(はつがんらん)。駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」で育てていたものは、立派な稚魚となり、今月11日、無事に三面川へ放流されました。
放流の様子はこちら
案内所の鮭の稚魚、旅立ちました
現在、案内所では稚魚の様子はご覧いただけませんが、JR村上駅ではまだ見ることができます。
改札口の近く。
記念スタンプの隣りです。
かわいい稚魚がスイスイ泳いでいます。駅をご利用の方はぜひご覧ください。
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鮭 ― いよぼや ―
昨年11月末、イヨボヤ会館から市内各所へ贈られた鮭の発眼卵(はつがんらん)。駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」で育てていたものは、立派な稚魚となり、今月11日、無事に三面川へ放流されました。
放流の様子はこちら
案内所の鮭の稚魚、旅立ちました
現在、案内所では稚魚の様子はご覧いただけませんが、JR村上駅ではまだ見ることができます。
改札口の近く。
記念スタンプの隣りです。
かわいい稚魚がスイスイ泳いでいます。駅をご利用の方はぜひご覧ください。
これまでの鮭の一生シリーズはこちらをご覧ください。
● 鮭の一生【1】 卵~稚魚に育つまで
● 鮭の一生【2】 川から海へ……
● 鮭の一生【3】 鮭の回遊ルート
● 鮭の一生【4】 鮭が海で食べているもの
● 鮭の一生【5】 産卵のため、母なる川へ
産卵のため、ベーリング海から日本の生まれた川へと戻ってくる鮭。鮭が日本まで戻ってこられる理由は、地形を記憶しているとか太陽コンパス等いわれていますが、まだ解明には至っていません。ただ、泳ぐ速さが満月の夜は速く、月が欠けると遅くなることから、鮭は視覚に頼って回帰しているのでは?と考えられています。
さて、ようやく日本まで戻ってきた鮭。この鮭は、どうやって自分の生まれた川を判別するのでしょうか?
鮭は、生まれた川を匂い(アミノ酸)で識別するといわれています。鮭の鼻の穴は2つあり、水が鼻孔内を通過することで水中の匂いがよく嗅げるのです。
また、鮭の嗅細胞*(きゅうさいぼう)は約1,420万個あるといわれています。人間の嗅細胞は約300万個といわれているので、鮭の嗅覚はかなり優れているといえます。
*匂いを感じる細胞。ちなみに犬の嗅細胞は約2億個
村上のまちを歩いていると、まちのあちらこちらに鮭が描かれていることに気が付きます。今回紹介するのは、旧村上市街地に設置されている案内サイン。ここにも鮭が描かれています。
この案内サインの正式名称は「村上市歩行者サイン」。平成12~15年度にかけて村上市商工観光課(当時)が設置し、現在は観光客が多く行き来するエリア内の17カ所で見ることができます。
上記写真の鮭(塩引き鮭が下がっている様子)の案内サインは、町屋地区専用マークとして町屋が多く残るエリアの10カ所に設置されています。
※マークの位置は大体の目安です
絵柄は鮭のほかにも
武家町地区専用マーク「武士」
撮影:村上小学校脇の村上市役所駐車場近く
寺町地区専用マーク「仏様」
撮影:浄念寺近く
上記地区以外の城下町専用マーク「お城山」
撮影:村上駅前交差点付近
の4種類があります。
村上のまちを訪れた方たちに、まち歩きをより楽しんでもらおうと設置しているサインです。切り絵のような白黒のイラストは味わいがあります。見かけた際は、ちょっと立ち止まって眺めてみてください。